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「田園都市線でのできごと」

田園都市線の車両に座った、若いお母さんと子ども一人。 年の頃は小学生の低学年といったところか。聞分けのない その男の子は、窓ガラスやシートに対して暴れ放題。周囲の 客の視線も冷たい。でも・・・どうやら、その行動は障害をもつが ゆえだとすぐにわかった。

無邪気に暴れる男の子は、なんの悪気も無く、おそらく変わり行く 景色が楽しくてしょうがなかったんだろう。お母さんは、その横で 優しく叱りながらも少し困っていた様子だった。仕方ないよな・・・。 周囲の人たちも、ちょっと見れば、ダウン症のような子だと理解 できるだろう。そう思った矢先・・・

南町田駅から専門学生か大学生風の三人組みが乗ってきた。 腰までジーンズを下げて、サングラスをかけた若い男の子。 シートで遊ぶ子どもを見て、いきなり周囲に聞こえるように大声で 言葉を吐いた。

「見ろよ。あのガキ。きもい。馬鹿じゃねぇの。やばいよ。あははは。 」 母親は「すいません、すいません」と、悲しい顔で周囲の人に謝 っていた。

その言葉を聞いた瞬間・・・!俺の頭ン中で「ぶちーっ」と音がした。

「こら!小僧!今なんて言った!!そこ座れ!!クソガキ!!」

その車両にいた全員が、俺の方を見た。関係ねぇや。マジむかつく。 3人は驚いたようにこっちを見てアゼンとした。俺は間髪入れずに 「小僧!床座れ!正座だ!おら!」と言っちゃった。2人はパブロフ の犬のごとく、すぐに床に正座をした。1人は反発して、凄い形相で 反発してきたが、膝裏に足を押し込んで無理やり座らせた。

すずかけ台、つくし野駅と、二駅をその状態で過ごさせた。 立ち上がろうとする一人の頭を、何度も押さえつけた。2人はカンネン して黙って座っていた。長津田駅に着くころ、俺は言った。

「あの母ちゃんに謝れ!病気の子どもだって解んなかったのか!」

やっと三人組はようやく事態を理解したようだった。母親は、顔を真っ赤 にして「もういいです」と言った。すると・・・一番イカツカッタ一人が、素直 に母親に謝ったのだ。「すいません。よくわかんなくって・・・」そう言って、 涙を浮かべていたです。「もういいですよ。こちらのほうこそごめんなさい。 」そう言った母親の笑顔が眩しかった。周囲の人たちは、キョトンとして いる。

三人組は、それぞれ母親に謝り、肩を落として長津田駅で降りていった。 そして、母親と子どもも一緒に降りた。ものっすご、反省モードのおいら も次いで降りたのです。降りるこの駅じゃなかったんだけど・・・。

三人組に謝って、お母さんに謝った。学生三人とその親子を見送って、 駅構内にあるカフェに三人組みを誘い、改めて謝罪しました。 実は、俺自身が機嫌悪かったこと。そして、もっと注意の仕方も他に あっただろうということ。コーヒーを飲ませながら、謝りました。聞けば、 22歳の学生。20も歳下の子ども達に、マジギレした自分が情けなく・・・ 三人組も俺を許してくれた。「俺たちが悪かったんです」と・・・

三人組と、遠慮しながら握手をかわし見送った。 やべぇなぁ・・・。(泣)感情激情型・・・。(泣)結局一番のクソガキをおいら だった・・・。はぁ・・・。ヒーラマン失格です。(T-T) せめてもの救いは、 「雀鬼会」のTシャツを着ていなかったこと。(==;)

だめだこりゃぁ・・・。修行以前の問題です。はい。おいらは、重い足を 引きずって、しかも遅刻して藤が丘のアピィオに向かったのでした。 おわり。皆の衆。ごめんなさい。あぁスーパーウルトラごめんなさい。 謝ればいいんだったら警察いらないって???うん。そのとおり・・・。 (T=T)ちゃぉざます。ばいばいきーん。 木津龍馬

追伸。写真はなぜか壁に向かって怒りモードのミニチュアダックスの ミューくん。やめてよね・・・誰もいない壁に向かって怒るのはサ。(−−;)
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